ネッツトヨタ中部

Race Report

Yaris Cup

Grand Final 富士スピードウェイ

終始2番手でトップにプレッシャーをかけ続けた決勝レース
最後の直線でトップに立った神谷裕幸が初めて日本一に!

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2022 Grand Final
富士スピードウェイ 4.563km×10周
予備予選、予選 12月10日(土)天候:晴れ 路面:ドライ
決勝 12月11日(日)天候:晴れ 路面:ドライ

予備予選突破の期待がかかった内藤だったが……

シリーズはすでに終了しているが、Yaris遣いたちにはまだ重要な一戦が残されている。それが富士スピードウェイを舞台とする、年末恒例の特別戦「Yaris Cup 2022 Grand Final」だ。ウィナーには来シーズン、ゼッケン1をつける権利が与えられるレースでもある。

予選、決勝に臨めるのは54台のみに対し、エントリーは昨年の70台をはるかに上回る91台。そのため、予備予選が行われるのが、このレースの特徴でもある。東西各シリーズ1位から6位のドライバーと、同CVTクラスのシリーズ1位から3位のドライバーはシードドライバーとして、この予備予選が免除される。したがって、チームミッドレスの#38神谷裕幸は、西日本シリーズのチャンピオンとして免除されるものの、#138内藤章太は参加しなくてはならない。予備予選突破が可能なのは73台中36台。つまり、ほぼ半分なのだ。

だが、昨年より狭き門になった予備予選に臨むはずだった内藤は、金曜日の練習走行でエンジンに異音が発生。その音が土曜の朝にさらに大きくなったため、チームの判断でリタイヤすることに。2戦連続の檜舞台での欠場は不運としか言いようがない。


序盤は苦戦の予選も、終盤に巡ってきたチャンスをしっかり活かす

今大会の予備予選と予選は、特別規則によりいずれもフロントにニュータイヤの装着が義務づけられる。予備予選に出走したドライバーの方が多く周回せざるを得ず、そのハンデをなくすための配慮だ。

通常54台もいれば、予選は2組に分けられるだろうが、今大会は1組で競われる。当然、大渋滞となるものの、それでいてスリップストリームを使わなくては好タイムが望めないのが厄介というか、裏腹な感もある。

20分の計測のうち、#38神谷は2分経過後にコースイン。あらかじめスリップストリームを使い合おうと話し合っていたドライバーと走り出すも、ペースの違いからあっという間にバラバラに。やむなく単独で計測1周目に2分16秒583をマークするも、その時点での10番手で、トップとは1秒の開きがあった。

そこで次の周はクールダウンを兼ねて間合いをはかり、スリップストリームが使える位置を得ると、2分15秒633で4番手に浮上。その2周後には東日本チャンピオンの背後を得ることもでき、今度は2分15秒357にまで短縮を果たし、予選2番手を獲得した。

#38神谷裕幸
「引っ張り合おうと言っていたドライバーとは、いつの間にかはぐれてしまって。とりあえず、難しかったです。路面もグリップせず、昨日とは全然違っていて最初のうちはうまくいきませんでした。途中でうまくポジションを作っていって、そこでいいスリップを使ってタイムを出せたという感じでした。フロントローが獲れたので、そこを大事にしていって、なんとか。明日が本番なので、明日、頑張ります」


かけ続けたプレッシャー、冴えた頭脳プレー。最後の最後でトップに立つ!

このレースウィークは天候に恵まれたが、決勝レースが行われた日曜日も例外ではなく、今シーズン最後のレースを盛り上げるかのように、サーキット上空には青空が広がっていた。Grand Finalは富士でのシリーズ戦とは異なり、2周多い10周で競われる。

フルグリッドの54台もいると、フォーメーションラップを終えて#38神谷が2番手グリッドに着いてからスタートまでの時間が長い。それでも集中力を切らさず、レッドシグナルの点灯、消灯を待ってスタート! 蹴り出しはポールシッターとほぼ同時であったが、1コーナーにアウト側から飛び込んでいった分、トップの脱出速度が高い。立ち上がりでやや差を広げられたばかりか、3番手がぴたりと食らいついて離れない。1周目を終えた時点でのトップと2番手#38神谷との差はコンマ8秒。しかし、次の周にはコンマ2秒にまで詰め、1コーナーからコカコーラコーナーまで並走するも、#38神谷は無理せず。

4周目のコカコーラコーナーで待望のトップに立った#38神谷ではあったが、5周目のストレートで抜き返されてしまったことと、さらに1台がぴたりと背後につけていることから作戦を変更。コーナーで行くぞと見せかけ、プレッシャーをかけつつ、トップのタイヤを酷使させることに。この作戦は的中し、10周目の最終ラップに入るとトップの挙動がコーナー立ち上がりで乱れる。だが、あえて#38神谷はまだ我慢。

勝負に出たのは最終コーナー。イン側のラインをトレースし、立ち上がりでトップに並走。そしてサイドスリップを利用して、ストレートでじわりじわりと差を詰めていく。3番手が#38神谷のスリップストリームを使おうと背後につけるも、トップが真横にいるから、抜け出すことができず。#38神谷はゴールライン直前で先頭に立ち、コンマ14秒差でトップチェッカー! 巧みな頭脳プレーで、今シーズン最後のレースを#38神谷が制した。

Vitzの頃を含め、2001年からGrand Finalに出場し続けている#38神谷だが、優勝はこれが初めて。西日本シリーズのチャンピオンに加え、ついにYaris遣い日本一の栄冠も獲得した。






神谷裕幸選手のコメント

「最初は様子を見ながら、どういう動きするかなって見ていて、向こう(# 438森口優樹選手)はあまり富士でレースをやっていないんで、そのうち『あ、こんな感じか』っていうのが分かったので、ちょっとタイヤを使わせて…。案の定、後半きつそうになってきていたので、これは最後のストレートでスリップから仕掛けるしかないなと。たぶんその展開を予想していないだろうし、『よし、これで行こう』と。うまくサイドスリップを使えて、いい感じで抜け出せてトップでチェッカー受けられたので、良かったです。あ〜、でも、やっとです。Vitz Raceを2001年から始めて、やっとGrand Finalに勝てたので。このレースだけ僕、勝っていないんですよ。22年越しの日本一で、本当に良かったです! 来年はせっかくなので、ゼッケン1をつけて出たいと思います。Yaris Cup、来年も楽しめたらと思います」

Team midress fighters

#38神谷裕幸選手「N中部GRGミッドレスYaris」予選:2位 決勝:優勝

#55飯田誠選手「midress★HR Yaris」予備予選:B組14位 予選:39位 決勝:37位

#85目出し帽選手「運気上昇ドヤランドμmrYarisCVT」予選:CVTクラス10位 決勝:CVTクラス6位

TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2022 Grand Final  RESULT

midress gallery


#38神谷裕幸はTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2022西日本シリーズ・チャンピオン獲得

#85目出し帽選手はTOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup 2022西日本シリーズ・CVTクラス・シリーズ2位として表彰された。



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