RACE
REPORT2021
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Rd7 十勝スピードウェイ
2戦連続のポール・トゥ・2位ながら
シリーズランキングは3位に返り咲く
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021第7戦 十勝スピードウェイ
クラブマンシリーズEXPERTクラス 3.405km×14Laps
予選 10月30日(土)天候/晴れ 路面/ドライ
決勝 10月31日(日)天候/曇り 路面/ドライ
前日の雪辱が期待された第7戦
GR 86/BRZ Raceの第5大会はコロナ禍によって延期されたが、2ヵ月遅れながら十勝スピードウェイで無事に開催されることとなった。10月30日には予選と決勝レース第6戦が、そして31日に決勝レース第7戦が行われた。
チームミッドレスからクラブマンシリーズEXPERTクラスに出場する#38神谷裕幸は、2年ぶりに臨んだ十勝のレース、第6戦においてポールポジションからスタートするも、無念の2位に。しかし、第7戦もポールポジションからスタートできるだけに雪辱のレースが期待された。
2戦連続でポールから臨む決勝レース!
Wヘッダー大会の予選では、一発のタイムだけでなく、さらにもう一発のタイムが求められるのは、もう周知の事実だろう。それでいて2レースを1セットのタイヤで戦わねばならず、より難しさは増したわけだが、前回の岡山とは対照的に絶好調の#38神谷は、困難なミッションを難なくクリア。ベストタイム、セカンドベストタイムでもトップにつけていた。
しかしながら、決勝レース第6戦では序盤に逆転を許したばかりか、「黄旗提示中のトラックリミットオーバーはペナルティの対象となる」と、ブリーフィングで強く言われていたにも関わらず、ルールを順守して走ったのは#38神谷だけ。そのため、トップに引き離されてしまい、2位に甘んじてしまう。何より納得がいかなかったのは、ペナルティが「訓戒」で済んだこと。だが、終わったことは終わったこととして、気持ちを切り替えて第7戦に臨むこととなった。
「(第6戦で競い合っていた相手は)なんであんなにタイヤ使っちゃうのかな、って思って見ていたので。引き続きポールから臨めるので、ちょっと頑張ります」(#38神谷)
惜しまれるスタートの出遅れ、直後の接触……
土曜日ほど天候に恵まれず、上空には薄い雲が浮かんで、さらに寒さが厳しくなった第7戦決勝レース。気温は12℃、路面温度は13℃と、実際にかなり下がったのが分かる。
スタートを合図するレッドシグナルが消えたのと、ほぼ同時にクラッチミートを成功させた#38神谷だったものの、そこからの加速が今ひとつ。1コーナーのアプローチで、予選2番手の車両にインを刺されたばかりか、もう1台アウト側から迫ってきたからたまらない。その車両と接触してしまったばかりか、トップも奪われてしまう。
幸い、走行に支障をきたすまでではなかったため、そのまま#38神谷は2番手でトップを追いかけ続ける。もちろん後続は早々に振り切っていた。
しばらくテール・トゥ・ノーズでのトップ争いを続けるも、その激しさゆえに後続を再び寄せつけたのは大誤算。ラスト3周は後続に対し応戦もせねばならず、その間に#38神谷はトップを逃がす羽目に……。またしても2位に終わったものの、このレースウィークでランキングは3位にまで再浮上。残るは11月20〜21日に富士スピードウェイで行われる、最終戦1戦のみ。第2戦で優勝を飾っている得意なコースで、有終の美を飾ってくれることを期待したい。
神谷裕幸選手のコメント
「スタート直後のトラクションが、うまくかかりませんでした。ミートのタイミングは良かったんですけどね。その後、1コーナーで2番手のドライバーにインから並びかけられた上に、アウト側から来たドライバーが切り込んできて。ぶつかった影響はそんなにないんですけど、タイヤの違いで追いついたり離れたりして。後半はけっこう頑張って行っても、じわっと離されてしまって、なかなか難しいレースでした。スタートがうまく行っていたら、たぶん抑えられたでしょうけど、逆に追いかけていって抜けるような感じではなかったですね。まだ富士での1戦が残っていますから、頑張ります」(#38神谷)
Team midress fighters
【EXPERTクラス】
#38 神谷裕幸選手「ネッツ中部GRGミッドレス豊田スノコ86」予選ポールポジション 決勝レース2位
【OPENクラス】
#95 佐々木敬規選手「ミッドレス86ライトニング」予選11番手 決勝レース13位
#888 鈴木俊介選手「CP55 ミッドレス86」予選14番手 決勝レース12位
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2021 Rd.7 十勝
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