RACE
REPORT2019
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Rd2 鈴鹿サーキット
55台エントリー中、チームミッドレスは13台!
#120堀内秀也選手が殊勲の3位表彰台に上がる
TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2019関西シリーズ第2戦
5.807km×8Laps
予選5月11日(土) 天候/晴れ 路面/ドライ
決勝5月12日(日) 天候/晴れ 路面/ドライ
予選はスリップストリームがカギ
CVT車は制御が入り苦戦
5月11日~5月12日、TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Raceの関西シリーズ第2戦が鈴鹿サーキットで行われた。チームミッドレスからのエントリーは13台。総エントリー台数(55台)が多いため、予選はA、B、2グループに分かれて行なわれ、チームミッドレスの最上位につけたのがAグループの#120堀内秀也選手。2分47秒164をマークし、Aグループ2位。Aグループ1位の選手が全体のトップとなり、3番グリッドを手に入れた。
「ポジションが良く、前のクルマのスリップを使わせてもらいながらみんなでアタックという感じでした。ドライビングを合わせ込みきれず、トップの峯さんのタイムにコンマ1秒届かなかったのが悔しいですが、久しぶりのレースで2番手のタイム、3番手のポジションにこられたのは素直にうれしいです。上位3台でいい勝負ができるようにポジションをつくれたらと思います」
その堀内選手のおかげで好タイムがマークできたと語るのが同じAグループの♯55松本健二選手。2分47秒838をマークし、Aグループ5位。堀内選手に続くシングルグリッド(9番)となった。
「練習の時から堀内さんの後ろにつき、動きを勉強しながら、データロガーでいろいろやったおかげでいいところにいけました。決勝では落ち着いて前のクルマについていき、上位にいきたいです」
また、開幕戦に引き続き当社の社員ドライバー、#138井村太委智選手と#238内藤章太選手が出場。どちらも自らドライバーに名乗りを上げたという期待の社員で、緊張しながらもレースを楽しんでいるのが伝わってくる。予選結果は井村がAグループ16位(31番グリッド)、内藤は24位(48番グリッド)。
「いい感じでシケインまで来ていたのですが、前のクルマにつかまり、ロスしてしまいました。それでもベストの0.01秒落ちです。決勝に関してあまり新しいことは試せないですが、ベストを尽くせばそれなりに順位を上げられる感触はあります。路面を見て、タイヤと相談しながらペースを上げられればと思っています」(井村)。パドックには激励に訪れたお父さんの姿も。
「今回はCVT車で参戦しています。CVTには独特の制御があり、それに苦しめられながら走っていました。最後のラップ、区間ベストを更新しながらアタックしていたのですが、ヘアピンのところでCVTの制御を出してしまい、タイムがおじゃんに。練習走行では2分53秒台が出ていましたが、55秒台しか出せませんでした」(内藤)
チームミッドレスの他の選手の予選結果は以下の通り。#155飯田誠選手(Bグループ6位)、#27田中勇弥選手(同9位)、#124山本敦選手(同10位)、#191水野泰昌選手(同18位)、#628松木知選手(Aグループ21位)、#303杉村活文選手(Bグループ21位)、#48荒川美恵子選手 ※CVT(Aグループ24位)、#52川瀬武男選手(Bグループ26位)、#381井上満夫選手(Aグループ27位)。
#52川瀬武男選手がコンソレーションで
うれしい1位を獲得!
決勝に先立って行われたコンソレーションレース(4周)には#52川瀬選手と#381井上選手が出場。3番グリッドからスタートした#52川瀬選手が2位でチェッカーを受けたが、トップの選手にジャンプスタートのペナルティが与えられたため、繰り上げ1位となった。#381井上選手は4位。
トップ集団は手に汗握る攻防戦
2台がシングルでチェッカーを受ける
決勝(8周)はドライで行われ、3番グリッドの#120堀内選手が好スタート。アウトから1コーナーに進入する。1位と2位の選手が争っており、ポジションアップのチャンスだが、抜くことはできず。1周目のホームストレートをトップと約1秒差の3位で通過する。タイヤを温存する作戦を選択した堀内選手は、2位のクルマとややスペースを開けて周回。4位の選手が徐々に離れていったため、堀内選手の狙い通りにレースは進行する。しかし、5周目から4位の選手がペースアップし、堀内選手に接近。6周目にテールトゥノーズ、ファイナルラップには4台のトップ集団となる。2位の選手の隙をうかがう堀内選手だが、順位は変わらず。2位と0.255秒差の3位でチェッカーを受けた。
「展開はほぼ狙い通り。前半にタイヤを温存し、後半まで一応トップ争いができました。ただ、抜けるだけの速さはなく、後ろで待つことになってしまいました。あれだけ4台がダンゴのようになっちゃうと、抜きに行くと逆に抜かれちゃいます。後ろの黒田さんに追いつかれたのは想定外でしたね」(堀内選手)
9番グリッドからスタートした♯55松本選手は10位で1周目を通過するが、上位のコースアウトもあり、2周目に8位へ。前方で6位争いが白熱しており、松本選手は徐々に接近。集団に加わり2台にプレッシャーをかけるが、8位でチェッカーを受けた。
「3台連なり走っていたのですが、前の2台が争っていたので、狙っていました。抜ききることはできなかったですが、本音を言えば、もっと上に行きたいです。いかんせん、ぼくはまだレースが下手。勉強して次に備えたいです」(松本選手)
また、31番グリッドからスタートした#138井村は、集団の中で自分の走りができず、27位でチェッカー。レース後、自分の走りに納得できないと悔しさをあらわにした。
「前も後ろも終始ダンゴで、正直まともなラインで走れませんでした。最後の最後、シケインで突っ込みすぎてしまい、3台ぐらいに抜かれてしまいました。自分の集中力が足らなかった部分でもあるので、今後はプレッシャーに負けず、自分でレースをコントロールしながらレースができればと思います」(井村)
最後尾(48番グリッド)から「マニュアル(MT車)を食う」と意気込んでスタートした#238内藤は43位。公約通りマニュアル(MT車)のヴィッツをオーバーテイクし、見せ場を作ったが、CVTの制御が入ってしまい、抜かれてしまったという。
「プレッシャーに負けてミスしてしまいました。レースは楽しかったですが、難しいのと悔しいなというのがあります。今回の悔しさと経験をバネに、より一層頑張りたいと思います」(内藤)
チームミッドレスの他の選手の決勝結果は次の通り。飯田選手(14位)、田中選手(19位)、山本選手(23位)、松木選手(30位)、水野選手(35位)、杉村選手(39位)、荒川選手 ※CVT(44位)。
第3戦は岡山国際サーキットに舞台を移し、7月28日(日)に行なわれる。
Team midress fighters
#138 井村太委智選手「ネッツ中部GRGミッドレススノコVitz」予選Aグループ16位・決勝27位
#238 内藤章太選手「ネッツ中部GRGミッドレススノコVitz CVT」予選Bグループ24位・決勝43位
#120 堀内秀也選手「GRGミッドレスMIDLANDヴィッツ」予選Aグループ2位・決勝3位
#55 松本健二選手「GRGミッドレス菱木レーシングVitz」予選Aグループ5位・決勝8位
#155 飯田 誠選手「N中部ミッドレス☆菱木レーシングVitz」予選Bグループ6位・決勝14位
#27 田中勇弥選手「SSTミッドレスVitz」予選Bグループ9位・決勝19位
#124 山本 敦選手「ROJAKデザインミッドレス菱木Vitz」予選Bグループ10位・決勝23位
#628 松木 知選手「チームラヴィッツ&ネッツ中部ミッドレス」予選Aグループ21位・決勝30位
#191 水野泰昌選手「N中部ミッドレスCJRヴィッツ」予選Bグループ18位・決勝35位
#303 杉村活文選手「チームラヴィッツ・ミッドレス・エアリアル」予選Bグループ21位・決勝39位
#481 荒川美恵子選手「もらいぼし菱木RミッドレスVitz CVT」予選Aグループ24位・決勝44位
#52 川瀨武男選手「GRGミッドレス・FLANZ・Vitz」予選Bグループ26位・コンソレーション決勝1位
#381 井上満夫選手「柴田美装N中部GRGミッドレスVitz」予選Aグループ27位・コンソレーション決勝4位
TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 2019 関西シリーズ Rd.2 SUZUKA RESULT
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